そういえば菅直人の面接を受けたことがあったなあと思い出しつつ個人的なメモを少しだけ

 画像は『原発幻魔大戦』という最近発売されたマンガです。作者のいましろたかしは昔から大好きで、代表作の『デメキング』連載当時、これを読むためだけに雑誌買ってました。本当に『デメキング』読んだだけで捨ててたんですが、今思えばコンビニで立ち読みしてりゃ良かったんで、昔から自分は馬鹿だったんだなあとしみじみします。

 しみじみと思い出すついでに、そういえば菅直人がまだ総理になる前、民主党が影も形もなかった頃、秘書の募集に応募したことがあったことがふわふわ頭に浮かんできました。

 別に特別なルートとかはなくて、新聞の求人欄を見て応募しただけです。その当時は無職でぶらぶらしてて、そろそろ貯金もつきてきたのでちょっと、いやかなり焦り気味でした。

 結果から言うと、当然の如く落ちたわけですが、一応最初のテストと小論文をクリアして菅直人ご本人の面接を受けたわけです。面接そのものはなんということもありませんでした。というか、テストの方はぼろぼろ(高校の公民程度の問題なのに)なのに、小論文がちょっと面白かったのでどんな奴なのか顔が見たくなった、というだけだったみたいです。みたいというか、本人がそう言ってました。そんなんで面接に呼ぶな、と思いましたが、使えそうなら採用しようと言う腹づもりあった、んじゃないかなあ、でなきゃ俺が馬鹿みたい。いや、結局落ちたんだから「使えない」と思われたわけで、やっぱ馬鹿ですね。いいわけ不可能。

 それよりも、その前に面接までの順番を待つ間、秘書さんたちとお喋りしたことの方が印象に残ってます。

 「いやー、こないだ○◎区の区議にいきなり立候補させられた」

 「もういきなりだから何すりゃいいんだか、もたもたしてたら案の定カミナリきたよ」

 「給料すっっくないよ〜」

 「働く人たちの権利を守る、って、俺たちは全然守られてないな〜」

 まあ、概ねこんな感じ。「イラ菅」というあだ名は当時まだなかったんですが、うわあ大変そうだなあ、と。面接受ける前にテンションだだ下がりでした。正直なところ、落ちてほっとしましたね。菅直人が総理になったのを見て、(あのとき受かってたら今頃どうなっていたんだろう)と想像するのが人の道、じゃなくて思わず吐露する本音とかになるんでしょうが、面接受けたことがあったのをしばらく忘れてたくらいです。マジで。

 

 で、最近原発事故について民間事故調とうところがレポートをしあげて、その中に「菅直人が怒鳴りまくったので、東電や官僚のエリート様たちの動きが阻害された」みたいなことがあった、とかなんとか朝日新聞に出てました。

http://www.asahi.com/politics/update/0228/TKY201202280654.html

>福島第一原発に代替バッテリーが必要と判明した際、菅首相は自分の携帯電話で「必要なバッテリーの大きさは? 縦横何メートル? 重さは? ヘリコプター で運べるのか?」などと担当者に直接質問して熱心にメモをとった。同席者の一人は「首相がそんな細かいことを聞くというのは、国としてどうなのかとぞっと した」と述べた。

 

 これを読んだとき(ああ、エリートって、怒鳴られるのに慣れてないからなー)なんて思ってたら、どうやらもっとしょーもない話だったみたいです。

【「ぞっとした」にぞっとした話】

http://www.h-yamaguchi.net/2012/03/post-017c.html

>私は、そんな事まで自分でする菅直人に対し「ぞっとした」のではない。そんな事まで一国の総理がやらざるを得ないほど、この事態下に地蔵のように動かない 居合わせた技術系トップ達の有様に、「国としてどうなのかとぞっとした」のが真相。総理を取り替えれば済む話、では全く無い。

 

【民間事故調の報告書に実際に書かれていること】

http://the-news.jp/archives/10713

>マスメディアは、いかに菅首相の性格に問題があったか、という矮小化した問題をクローズアップしている。菅首相が細かい点まで自ら調べようとしたこと、周 囲の人間に怒鳴り散らしたこと…。しかし、民間事故調の報告書を素直に読めば、なぜ、菅首相がそのような行動に出なければならなかったかが明確に書いてあ る。それは、官僚が情報を菅首相に上げなかったということだ。

 

 あの日、仕事のこととか最近読んだ本のこととかしゃべった、ちょっと小太りの秘書さんは今頃どうしてるんだろうなあ。国会議員にはなってない、てのは確かですけど。