ねえ知ってる?
○泥鰌は「どぜう」でなく、「どぢやう」、てのは有名な話か。
○北杜夫と三島由紀夫が始めてあった時、若かった北杜夫は、三島が「ちょうど」を「てふど」と書いていることを指摘して、「ちやうど、が正しいですよ」と訂正した。三島は怒ってそっぽをむいてしまったそうだ。
○内田百閒は「自分の作品は正仮名遣い(旧仮名遣いのこと)だけにするように」と遺言した。今は亡き福武文庫が初めて新仮名遣いに改めて出版したが、冒頭に作者の遺言に反したおわびが載せられていた。
○古い人でも読み間違ってる旧仮名遣い。
「ラバウル」
元の発音はräˈboulで、「ラボオル」と発音するのが正しい。
旧仮名遣いで「ばう」は「ぼお」と発音するから、この表記になったと思われる。
表記通りにrabauruと読んでしまう間違いは、戦前からあったらしい。
○同様に犬の鳴き声は古代において「びよ」と表記されていたようだが、これは「べう」と書かれたのを洒落で「びょう」と発音したのが元になってると思う。
あ、これは豆知識じゃなくて、自分の個人的な推測。
実際、旧仮名遣いで書かれた作品は、旧仮名表記で読んだ方があじわいがあると思います。
しかし、マックは旧字があんまり出せないんですね。困ったもんです。
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