どうやら生きながらえたと思えるようになったときに何を読むか

 最近、ちょっと夏目漱石を読み返しています。

 まず『吾輩は猫である』をちょこちょこ読んでるんですが、「こんな話あったっけ?」の連続です。けっこう忘れてるなあ、と反省しつつ思い返すと、最初に読んだのが小六の時で、えーと、あれ?それ以降読んでないんじゃないのか自分?な感じで、ちょっとまずいな、と思いつつ読んでます。『こころ』や『三四郎』は数回読んでるんですけどね。あ、それでも最後に読んだのって、20世紀だったじゃん……。

 といいわけめいたことをぐだぐだ書いてしまいましたが、なんで今になって漱石かというと、自分の年齢が漱石の死んだ年齢と同じになったからです。ええ、49歳ですね。

 お気づきになった方もいらっしゃると思いますが、35歳の時には芥川龍之介、39歳では太宰治を読みました。

 

 文学を改めて手に取る、というのは、どこか気恥ずかしくて、どういうきっかけから入ったらいいのかわからん、という問題があります。

 そこで、作家が死んだ年齢に届くか、それを越したなら、その作家のものを読み返してみる、というのを一つのきっかけとして提案したいわけです。

 

 参考までに30代、40代で死んだ主な作家のリストを挙げてみます。

 

【30歳】

中原中也

小林多喜二

 

【34歳】

織田作之助

 

【35歳】

正岡子規

芥川龍之介

 

【36歳】

尾崎紅葉

長塚節

 

【37歳】

宮澤賢治

国木田独歩

 

【39歳】

太宰治

 

【40歳】

高橋和己

 

【45歳】

二葉亭四迷

有島武郎

三島由紀夫

 

【47歳】

夢野久作

 

【48歳】

寺山修司

 

【49歳】

夏目漱石

堀辰雄

坂口安吾

 

 ……と、こんな感じです。文庫で手に入れやすい人だけ並べてみました。

 ただ問題は、このやり方だと長生きした作家をいつ読んだらいいんだ、ということがあります。95まで生きた里見弴なんかどうすんだ。

 まあ、そういうのはおいおい考えると致しましょう。無責任ですけど。

 

 さて、50歳になったら「松尾芭蕉」が控えてるなあ……