「紙は死んだ!」とキンドルが言ったわけではないけれど聖書がその姿を消す時が来たのかもしれないというお話

http://www.huffingtonpost.com/2012/07/02/hotel-indigo-uk-bible-kindle-religious_n_1643484.html?utm_hp_ref=technology&ir=Technology

 

 ニューカッスルのホテルで、聖書をキンドルに置き換えるそうです。ギデオン聖書ってやつですね。日本でもお高めのホテルに泊まると、ベッドサイドの抽き出しにひっそり隠れていたりして、「ラブホだと同じ場所にコンドームがあるんだよ」と大学時代に先輩に教わりましたが本当でしょうか。ラブホって、いっぺん入ったらテレビでヨガのおっさんが笑ってた記憶しかないんで。何言ってんだ、自分。

 えーっと、とにかく聖書がとうとう本格的に電子書籍に置き換わっちゃうよって話ですが、ほんとにそうならおもし、いや、たいへんだなあ、と。

 だって、電子書籍って、スイッチ入れなかったらただの金属物なんですよ?なんか有料で他の本も読めるようにするとかって、それって聖書が「見えなくなる」ことなんですよ?

 ホテルに泊まると必ず転がってるんで、容赦なくその存在を感じざるを得ない、というのがこのギデオン聖書の役目だってのに、それをなくしちゃうんだから、もうホテルに聖書とか全然まったく無意味になるって話。

 紙の書物には、置いてあるだけで生活の風景となり、人生の背景となるという機能があるわけで、それをなくしたら聖書なんか消えたも同然ですね。神父や牧師がキンドル抱えて説教して、アメリカの大統領はiPadに手を置いて宣誓するとか、もうキリスト教無効化宣言してんのと同じです。

 

 まあ、そこまではいかないだろうけど、もし聖書=電子書籍が常識になったら、もう全然ありがたみなんかないんで、ごく一部のマニアしか読もうとしなくなりますね。今だってそうかもしれませんが、それでも「形」を持ってそこら中に転がってると、興味のない人間でもそれを意識せざるを得ないわけで、それが電子書籍化して目に見えなくなれば、「神は死んだ」どころか、「神?なにそれ?忘れたー」な世界がやってきます。

 

 と考えてみると、このホテルの試みは、来年くらいには失敗してるかもしれませんね。どこで成功失敗を見分けるのかわかりませんが。ともあれ、追随するホテルはあまり出てこないでしょうね。