フランス革命にまつわるウソ話について基本的なとこを押さえておこう

 今日七月一四日はフランス革命の日、というか、バスチーユが襲撃された日ですね。昔なら「巴里祭』とかいってました。この『巴里祭』ってのがすでに日本だけの呼び名で、Festival de Parisなんて言っても通じませんよ、と学生の時フランス語の時間に教わりました。でもその時点で既に、学生の大半が「巴里祭?なにそれ?」だったんですけどね。時の流れは無常というか、昔から学生なんてのはモノを知りませんでした。

 

 さて、革命の発端になるバスティーユ監獄襲撃ですが、ここにはかの有名なマルキ・ド・サド(サド侯爵)が収監されておりました。

 監獄での待遇に不満たらたらだったサドはある日、窓から反王制デモを見かけて彼らに向けて不満をぶちまけたそうです。その際、メガホン代わりに使ったのが、郎の外へ小便をする時に使った大きな漏斗のような器具で、サドは小便が出てくる細い方の口を自分の口にあててわめきちらしたそうです。サドらしいですね。

 で、この時のサドの演説(?)が革命の契機になったのだ……なんてことはありませんでした。

 話としては面白いですけどね。

 

 そして革命がすすんで、ナポレオンの独裁が始まります。

 で、あまりに有名なのが、「ジョゼフィーヌ、もうチーズはたくさんだよ」というやつ。

 ただの小話なんだから、ウソだウソだと目くじら立てるのも野暮ってもんですが、一応これ、反ナポレオン連合国側からのアンチプロパガンダで、ナポレオンについての悪口ならなんでもかんでも印刷してバラまいたものの中の一つです。

 

 つぎに話はさかのぼって、マリー・アントワネットの有名なセリフ。

「パンがないならお菓子を食べれば良いじゃない」

ってやつ。パンじゃなくて小麦になってたりしますが、どっちでもいいでしょう。

こっちは反王制側がしかけたアンチプロパガンダで、本当に長いこと事実とされていました。いや、専門家は前々から疑問を持ってたそうですけどね。だって、アントワネットが来る15年も前から、このセリフは出回ってたんですから。

 

 だいたい革命のきっかけになったともいわれる『首飾り事件』てのも、実はアントワネットはほとんど関係なくて、関係ないってわかってるのに糾弾されるというろくでもない事態になってます。

 この『首飾り事件』では、カリオストロ伯爵という、どっかできいたような名前の詐欺師も失脚の憂き目を見ていますね。

 

とりあえずこんなとこで。