『緑の書』(カダフィ著)からちょっぴりだけメモ

『緑の書』ムアンマル・アル・カッザーフィ(いわゆるカダフィ大佐)著(第三書館)からメモ。

 

 奴隷制の最後の時代は、白人が黒人を奴隷とする時代であった。黒人はその名誉が回復されるまでは、このことを忘れないであろう。

 (中略)

 黒人は現在、はなはだ遅れた社会的状況のもとにあるが、この後進性は、黒人が、数のうえで優位にたつためには有利な条件である。なぜなら、非黒人は、産児制限や未婚者の増大および労働加重により人口を減少させているのに対して、黒人は、その低い生活水準のために産児制限や家族計画について知らないで済み、常夏の気候のもとで余り働かず、また遅れた社会的慣習が一因となって、無制限の結婚によるたえまない人口増加をきたしているからである。

 

…………

 さて、カダフィのアイディンティは中東ではなく、アフリカにあったと言われています。ブラック・アフリカの解放が彼の目標であったとも……

 しかし、この認識はどうなんですかね。リビアに「アラブの春」が飛び火したことについて、「カダフィ独裁とはいえ、かなりの善政を敷いていた」と弁護する声もありましたが、やはり独裁者というのは、どんなにがんばっても腐敗からはまぬかれないものです。

 

 シリアは内戦が続き、貼り絵みたいなビデオ作品のおかげで中東各地にデモが起きてますが、『悪魔の詩編』を書いてホメイニから死刑宣告を受けたサルマン・ラシュディは、すっかり映画づいて『ブリジット・ジョーンズの日記』に出演したり、"I'll be Marlon Brando in a turban,"なんてほざいたりしてます。

 なんなんだ。