オレオレ詐欺ってのはまだあるそうですね。
あ、最近は振込詐欺ってのか。まあいいや。
あれって、本当に騙されてる人もいるんでしょうけど、途中で疑うのが面倒になってる人もいると思います。だまされやすいんじゃなくて、疑うのが「面倒くさい」人。このテの単純な詐欺がなかなかなくなんないのは、みんながだまされやすいんじゃなくて、面倒くさがりが多いってことなんじゃないでしょうか。
インターネットなんかもそうですね。ちょろっと検索して確かめればいいのに、それをしない。そんんでデマがやたらと広がる。こうした、疑うことの「面倒くささ」ってのは、どこからくるんでしょう。
でもその「面倒くささ」って、その人にとっては生きていくための知恵だったりするんですよね。いちいち人のことを疑ってたら生きてけない、人情がなくては世の中おしまいだ、さあ考えないで生きていこう、その方が正しいんだ、とかなんとか。
あとそれから、「嘘がつけない」のもありますね。その場は「はいはいすぐ振り込みますね」と言っといてすぐ通報する、という「嘘」がつけない。一度振り込むと言ったからには、「警察に通報するにしても、その前に振り込んどかないと怒られちゃうかな〜」という、イラつくようなことを本気で考える人がいるんですね。
だからこういう人は「裏切る」こともできない。なので素直にお金を払ってしまおうとする。払わないまでも「もし本当だったら困っちゃうからな」とかいって、現金を準備したりする。
だまされる方も悪いんじゃないか、という意見もありますが、だまされる方はおおむね「正直」なんですね。なので、だまされたとわかっても、犯人をあんまりうらまない。お金が返ってこなくても、「私も悪かったし」とか普通に口にする。で、あきらめる。
で、あきらめて終りゃいいんですが、こういう人って、たいてい周りに八つ当たりするんですね。でなければ「だまされてたわけではない」とか「最初からわかってた」とか味の悪い自己弁護を始める。しまいには端から忠告したり、現金集めに協力してくれた人に当たり散らす。
えーっと、さっきから何をぐだぐだ言ってるかというと、特に何を言ってるとかそういうわけでもないんです。
ポチを飼ってないただの正直じいさんって、近所迷惑なだけだなって話です。
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