なんでか知らんけど今回の米大統領選は日本でさっぱり話題にならなかった

 前にちょろっと見所を書きましたが、まるっきり無難な結果になりました。支持率からして、もう少し接戦になるかと思ったんですが。

 ロムニー候補云々より、共和党がすっかりダメ政党になってしまったのが大きいようです。副大統領候補の地元まで落としてんじゃ、ねえ…

 

 今回、米大統領選の熱気がいまいち伝わってきませんでした。

 たぶんオバマ政権ってのは、「いろいろな方々」のお気に召さないのでしょう。「いろいろな方々」ってのは、まあ、「日替わりでお届けする糖尿病のメニュー」をほおばりながらパソコンでグラフの上げ下げをながめてるような、「資産なんてあっても苦労するだけだよ」と会員制のバーで愚痴ってみせてるような、ネットの掲示板で「生活保護をなくせ」と鼻息荒く書き込んでいるような、そんな方々です。

 で、せっかく対立候補を応援しようとしたら、結婚詐欺師みたいな顔のモルモン教徒じゃ、気持ちも萎えるってものでしょう。おまけに「日本は一世紀くらい衰退する国」なんて言っちゃってくれましたし。まあ、別に応援したからって日本人に投票権があるわけじゃないんだから、このくらい醒めてた方が正常ってもんですが。だいたい、選挙前の四回の討論でもJAPANて単語は一回も登場しなかったくらいで、全然重要視されてませんからね、日本。

 

 さて、前回モルモン教徒の一夫多妻についてごちゃごちゃ書いてしまいましたが、一夫多妻と言えばはずせないのはイスラム教です。今だって妻は四人までオッケーです。ただし、全員を養う財産があって、全員を平等に愛するという条件がありますが。

 で、オバマ大統領の父親、バラク・オバマ・シニアはケニア出身のイスラム教徒でした。彼はジャッキー・ロビンソン(初の黒人大リーガー)の設立した奨学金を受け、ハワイ大学に留学し、そこでオバマの母親アン・ダナムとできちゃった結婚をしました。が、しかし、オバマ父にはケニアにすでに奥さんがいたのでありました……

 でまあ、当然離婚しまして、オバマ大統領には父が違ったり母が違ったりする兄弟がたくさんいるそうです。

 

 オバマ自身は「プロテスタント(UCC)」を自称してますが、共和党側はさんざん「オバマはイスラム教徒だ」と宣伝しました。

 意外とキリスト教とイスラム教の対立点は、一夫多妻を認めるか否か、にかかっているのかもしれません。そら、モルモン教徒じゃ勝てんわ。

 

 といっても、イスラム教はできた当時、革命的なくらい女性の権利を認めた宗教だったんですけどね…

 その辺はまたいずれ。

力の支配から法の支配へ―オバマは核問題で国際法体制を再構築できるか