アメリカには「進化論を学校で教えるな!」って人がいっぱいいます。
どのくらいいっぱいいるかというと、下院に議員を送り込めちゃうくらい。ひええ。
まあ、進化論もビッグバンも信じてなくても、経済政策が自分の主張と合致してれば支持しちゃうとか、そういう柔軟でアバウトで現実的でYES,NOがはっきりしない考えなんでしょうかね。日本人みてえ。
そんな下院議員にPaul Brounておっさんがいまして、見事に進化論もビッグバンも否定して、"lies straight from the pit of hell"なんて言ってくれちゃってます。
http://www.guardian.co.uk/world/video/2012/oct/07/republican-congressman-dismisses-evolution-video
はいはい、閻魔様に舌でも抜かれるんですか?あ、キリスト教だから閻魔はいないか。
進化論を信じてる人は「Hellは現実世界にしかない」と思ってるから、効果ないんじゃないでしょうか。まあいいや。
あと、地球は出来てから九千年しかたってないとか、世界は六日間で出来たとか、今時キリスト教徒だって信じてないような話がてんこもり。
おまけにこの人、一応博士号持ってて、science committeeに入ってる科学者なんですよ、おくさん。わあお!LoL
で、頭にきた人たちが、今回の選挙でなんと「ダーウィン」に投票しちゃいました。
Charles Darwin -pass notes No,3279
http://www.guardian.co.uk/science/shortcuts/2012/nov/11/charles-darwin-in-us-elections
四千票ほど入ったみたいですね。でもBroun君には二十万票以上入っちゃったんで、目立った効果ありませんでした。
まあしかし、こうしたちょいと小粋なムーヴメントってのは、けっこうあとになってきいてくるもんです。こうやって記事にもなるし。
ああそうそう、このBroun君、例によってロムニー君と同じ共和党で、ティー・パーティー支持者でした。さもありなん。
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