もう教祖様ったら!!Part2

わたし 知っているんです
あなたが わたしのことを
好きだってこと
けれど
わたし 知っているんです
あなたの好きなわたしって
いいところだらけのわたしで
美しく見える時だけのわたしで
汚れのないわたしであることを

でも 買いかぶらないでください
わたしって
そんなすてきな女性じゃないんです
鏡に映ったわたしの横顔
あんまりきれいじゃないなって思うんです
心の中では
あなたのことを悪く思っていることだって
時々はあるんです
だって あなたって
わたしが誘ってほしい時に
ちっとも誘ってくださらないし
わたしがお電話してほしい時に
いつもきまって知らんぷりしてるし
わたしが あなたに悪いことをしたと
反省している時にかぎって
ほかの女性に仲良く話しかけるんですもの

わたし 知っているんです
あなたが わたしのことを
好きだってこと
けど わたし気がついたんです
あなたが迷っていらっしゃること
あなたが私に結婚を申し込むことを
迷っていらっしゃることを
そのわけはたぶん
一つはわたしが男の人と
待ち合わせしていたのを
見つかったからでしょうし
もう一つはたぶん
あなたにお会いする前に
つきあっていた男性のことを
耳にされたんだと思うんです

きっとそうだと思うんです
あなたは わたしが
処女かどうかって疑ってらっしゃるんだわ
あなたの鋭い眼
わたしの
過去も
現在も
未来も
見通しているような
あなたの鋭い眼
時々
わたしを責めてらっしゃるように見える
あなたのキラリと光る眼

でも わたし
絶対に教えません
わたしが処女かどうかなんて
口が裂けても教えません

だって あなたってひとは
わたしが処女じゃないって言ったら
きっと大上段に振りかぶって
「僕は君を許すよ。」
なんておっしゃるにちがいないし
私が処女だって答えたら
きっと小娘だと思って
見くびったりするんですもの

だから わたし
絶対に教えません
わたしが処女かどうかなんて
天地が裂けても教えません
マリア様に誓って
死んでも教えません

だって あなたって
「愛は信頼に始まるべきであって
疑いに始まるべきではない。」なんて
哲学者みたいなことを
おっしゃるんですもの

だから わたし
どうしても教えられません
わたしが処女かどうかなんて
だって
あなたを裏切りたくないんですもの
だって
あなたにもっと愛されたいんですもの
「どんなに愛しても
愛したりなかった。」と
いつかあなたの口から
言わせてみたいんですもの

………………………

……えーっと、まずは読んでしまった方にお詫び申し上げます。吐き気・めまい・蕁麻疹などの諸症状につきまして、こちらでは補償致しかねますので、何卒ご容赦下さい。

 これは『聖少女』と題された詩(うわぁぁあ…)でありまして、お書きになったのは某政党を率いる教祖様であります。

 いやはや、なんと言ったらいいか、というか、何も言わなくていいですよね?

 なんか最近は次の選挙に向けて元気いっぱいのご様子。

 今頃どこぞの守護霊とお話でもなすっている事でありましょう。

 ひえええ。

 

 

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