夏目漱石についてあれこれとメモ

 なんだか最近、娘が夏目漱石を主人公にした四コマ漫画にはまっている。

 あれこれと質問されるが、古本屋として蓄えてきた知識が役に立ち、父として面目を施すことができたのはうれしい限り。

 漫画はほぼ実話を元に構成されたもので、私も知らなかったことがいくらかあり、なかなか面白いものになっている。

 

先生と僕① (―夏目漱石を囲む人々―)先生と僕② ―夏目漱石を囲む人々― (MFコミックス フラッパーシリーズ)先生と僕 3 ―夏目漱石を囲む人々― (MFコミックス フラッパーシリーズ)先生と僕 4 ―夏目漱石を囲む人々― (フラッパーコミックス)  

 

 今月刊行された4巻目でとりあえず完結したようだ。

 

 四コマ漫画に教えられるというのも癪なので、ここに出てこない漱石の話を補足的に述べてみようと思う。

 

○とにかく甘いもの、脂こいものが好き。

なかでも落花生を砂糖で固めた駄菓子が大好物だった。

 

○ロンドン留学中もやたらビスケットを食べたらしい。

食事代わりにしたこともあるようだ。

 

○ロンドンから帰ったら「蕎麦と寿司が食べたい」と書簡にあるが、実際に帰国すると西洋料理ばかり食べた。

 

○漫画ではぼかしてあるが、死の直前に出席した知人の結婚式とは、辰野隆の式である。また、「祈祷師を呼ぼう」と言ったのは和辻哲郎。

 

○息子の夏目伸六によれば、漱石の最期の言葉は、

「何か食いたい」

そこでワインを一匙口に注ぐと

「美味い」

と言って目を閉じ、そのまま眠るように死んだ。