ざ!じゃぱにーず!!!

続・日本人の英語 (岩波新書)  

 

 もう二十年も前のベストセラーですが、ちょっと気になる記述があります。誰も指摘してないようなので、ここでちょっと書いてみます。

 まず引用。19ページから。

 

……それより気になるのは、"The Japanese"という定冠詞の使い方である。定冠詞は、文字通り「決まったもの」を表わすが、この場合、"The Japanese"が、誰に、どういうふうに一つの「決まったもの」にされているのかをよく考えると、このtheの使い方がやや恐ろしく感じられる。

 

……"The Japanese"という表現には、すべての日本人を、一人残らず、一つのものとして取り上げてかまわない、それぞれ個人の差があると思わなくてよい、という前提がある。これは、日本人もアメリカ人も同じ人間集団という常識があるにもかかわらず、平気で使われる表現であるので、「愚かさによる前提」と言ってもよいであろう。

 

 ……というわけです。これ、当時の大ベストセラーなんで大勢の人が読んでるはずだと思うんですが、なんで誰もちょい前のベストセラーについて何も言わなかったんでしょうか?

 

 

ザ・ジャパニーズ―日本人 (1979年)  

 

 著者のライシャワーは元駐日大使で、「知日派」として知られていました。

 なんかね、ずーっとひっかかってるんですよ。いいのか、これ。

 それからこの人、ベトナム戦争のときにちょっとした事件を起こしています。

 

 

 

 

 上記の本に詳しいんですが、日本の記者が北ベトナムに潜入して、北爆の誤爆で病院が破壊されたことなどを報道したら、「全部でっちあげだ」と猛抗議してきたとかなんとか。

 

 やっぱり折れた腕で長い文章を書くのは少ししんどいので、この辺で。