これこれ杉の子起きなさい♪などと無邪気に歌えなくなって二十年がたった

 えー、花粉症です。毎年のことではありますが、ああまたやってきたのだなあ、と。確定申告とともに頭痛のタネが。鼻水がくめどもつきぬ泉の如くあふれ出るわけで、なんの因果でこのようなつらい想いをせにゃならぬ、などとぶつくさ言いたくなったりします。

 もし今目の前に女神が現れて

「どんなに注いでも減らない酒徳利と、どんなに使っても減らないティッシュ、どちらが欲しいか」

 ときかれたら、躊躇なくティッシュを選んでしまいそうです。ああ、なんか自分で書いてて情けない。てか、花粉症治せよ女神。

 

 花粉症は辛いものですが、その辛さを一層倍加させるのが、花粉症に縁のない人の心ない仕打ちですね。ウチで花粉症なのは私一人で、妻も娘もネコも平気の平左。くしゃみを連発し、散々鼻をかんでは「あー」だの「うー」だのうなって、ぼーっとする頭を抱えてごろっとしていると、遠慮のないお叱りの言葉を頂戴致します。おもに妻から。いやあ家族ってのは有り難いですね。絶対に甘やかしたりしません。こうした厳しさは優しさの裏返しというものなのでしょう。でもお願い、裏返さないで。

 

 とまあ、ぐだぐだ書き連ねてみましたが、マスクをしたり空気清浄機を買ったりとかは考えていないんですね。なんかそれは「ちがう」気がして。できることなら身体に耐性ができて、山ほどの花粉にもへっちゃらになるのが本当なんじゃないか、とへんくつなことを考えているわけです。こういう鬱陶しい融通の利かなさってのは、自分で自分にあきれてしまうんですが、直んないですねえ。花粉症より先に性格直すのが人の道かもしれない。でも人の道とかよくわかんらんし。

 

春に泣く我より強し 雀の子

 

あなたの知らない 花粉症の治し方