昔は電気が要らなかった道具について思い出せるかぎり思い出してみる

 ふと周りを見渡してみれば、あれも電気これも電気。昔はそれほど電気使わんで過ごしてたよなー、とおっさんらしく思い出話をしてみたい。電気を使わなくても動いた「機械(マシン)」の数々を並べてみる。

 

 まず時計。腕時計は自動巻で、柱時計は振り子式、目覚まし時計はゼンマイだった。そしてまた、よく時間がくるった。最近は電波が飛んできて勝手に修正してくれたりする。

 しかし、自動巻もゼンマイも、まだ現役で売ってはいるようだ。

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 カメラだって、子供の頃は水銀電池すら使わなかった。今じゃこっちの方がアンティークで高い。

クラシックカメラの世界 1890’s~1960’s―その輝ける時代

 卓上計算機も電気無しで動いた。といっても算盤のことじゃない。

 タイガー計算機ってのが昔あったのだ。手動で二十ケタまで、四則演算ができた。祖父が持っていたやつは色が白っぽいもので、触ると怒られた。買った当時自動車一台と同じ値段だったそうだから、そりゃ怒るわな。

 幼い頃の記憶にギリギリで残っている冷蔵庫は、電気じゃなくて氷のかたまりを入れておくものだった。だから「製氷」なんて気の利いたことはまったくできなかった。そして、一年と立たないうちに、電気冷蔵庫に切り替わったと思う。

 昔の映画なんか見てると必ず出てくる、手回しハンドル付きレジスター。これ、高円寺に住んでいた頃よくお世話になったクリーニング屋さんで現役だった。

 それから「編み機」なんてのがあった。手編みより早く正確に毛糸が編める優れもの。よくカウンターの数字をいじって怒られた。

 ミシンももちろん足踏み式。昔は自宅用の服は自家製が当たりまえだった、といいたいところだが、私が幼い頃はすでに店で買うのが当たりまえになっていたと思う。ミシンは主に、袋小物やエプロンなどを作るのに使われていた。

アメリカ製アンティーク足踏みミシン

 あと、コタツは掘りごたつだったっけ。行火も火鉢からとった炭を入れておくやつだった。風呂は薪で焚いていて、いっしょにさつまいも焼いて食ったりした。

 

 とまあいろいろ思い出してみたのは、これから先、最後まで電化されないものはなんだろう?と、ふと思ったからだ。自転車も最近は半ば電化しつつある。バイクも自動車も将来は電気になるだろう。

 

 おそらく、最後まで電化されない「機械(マシン)」は「銃」ではないだろうか。

 ほとんど縁がないし、現物すら見たことがないけど、これだけは「電気がなくても動作する」ことが求められ続けることだろう。まあ、電動のマシンガンとか、レーザー照準とかあるのは知識として知ってますけどね。

「暴力」という、原始的で野蛮な機能が求められるものは、電化することへの需要も少ないんじゃないかな。戦場で行われる「大量消費」とは別に。

 何でこんなことを考えているかというと、エネルギーって何?というのがここんとこひっかかってるから。評判の「銃・病原菌・鉄」を今頃読了したもんで。

 考えてみれば、エネルギーと「野蛮」の関係って、さかのぼると「火」までいきついちゃうよなー、「野蛮」さを失うこととエネルギーの関係って何なのかな、とかね。

 べつに銃なんか要らないけどさ。

 

 

文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)

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コメント: 1
  • #1

    クリニックやでつかわれている物 (金曜日, 01 11月 2013 18:00)

    ゆたかなまち所沢のむかしのくらしの物