毀誉褒貶で貶が多めの権力者ってのは、どうも身長が足らない人が多い。もしくは、足りてないことにされる、ということかな。誰しも自分が好きなものは大きく、嫌いなものは小さくいいたがるもので、そういう幼稚な動機が反映されている部分もあったりするのかも知れない。
ちょっと「背が低い」ことが有名な人たちを集めてみました。
昨日ちょっと書いたヒトラーなんか代表的ですね。「いや、実はそんな低くない」と言い張る軍事オタクもいますが、生きて動いてる画像があんだけ残ってるのに、「低くない」とか何で言いいはりたいんだか。なんかそう言いたいんでしょうけどね。ナチスに協力したピウス12世とのツーショットですが、一六〇センチちょいの教皇と大して変らんです。
あと小さいんで有名なのはナポレオンですか。身長一六七センチくらい。でもこれ、当時の男性の平均身長よりは上なんですよ。側近たちが大男ばっかりなんで相対的に低く見えてたそうで。あと、やっぱ頭がでかいこともわざわいしたかな。
でも「ナポレオン=ユダヤ人」説ってのは見ませんね。コルシカの田舎モンだって出自がはっきりしてますから。政策的には革命政府に弾圧されてたユダヤ教徒たちに信教の自由を与え、ユダヤ人たちからはメシアのようにあがめられてたそうですが。
一六三センチくらいだったとのこと。左は毛沢東とのツーショットですが、毛は一八〇センチ以上あったので、こういうツーショットを撮る時、カメラマンは非常にヒジョーに気をつかったそうで。
普通に並んで写ったら、マッカーサーと昭和天皇みたいになっちゃいますからねえ。
まあ、こうして「背が低い」人たちを並べてみましたが、戦前の日本人に比べりゃ高い人ばっかですな。戦前の平均身長は一六〇センチなかったんですから。低さ比べなら昭和天皇がいちばんです。
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