I tell you "We must die"??

 上はデヴィッド・ボウイの歌うアラバマ・ソングです。

 チョイ前の村上春樹風に書いたエントリーで、タイトルだけ出したんじゃわかりづらいかな、どうしようかな、と思いつつそのままにしちゃったんで、今頃になって貼付けてみました。

 これは『マハゴニー市の興亡』というオペラの中で歌われるもので、作曲はクルト・ワイル、歌詞はベルトルト・ブレヒトによるもの。

 すごく単純な歌詞なんですぐ憶えられる、てかボウイは自分に合わせてちょこっと変えてますね。でも、自分が記憶してる歌詞も正統なものかどうかちょっと自信がなかったりする。こういうのは、その場の雰囲気に合わせて歌うのが粋ってもんかも知れない。

 ちょっと記憶してる歌詞を書き出してみます。独りで料理してるときとかよく口ずさんでおりますので。

 

Oh, Show us the way to the next whiskey bar!

Oh, Don't ask why. Oh, Don't ask way.

We must find the next whiskey bar, for if we don't find the next whiskey bar.

I tell you we must die, I tell you we must die,

I tell you, I tell you, I tell you we must die!

 

Oh! Moon of Alabama, we must say good-bye.

We've lost our good old Mama,

and must have whiskey oh you know why.

 

Oh! Moon of Alabama, we must say good-bye.

We've lost our good old Mama,

and must have whiskey oh you know why.

 

 うーん、こうやって歌詞を書き出すと、どーしよーもなく駄目野郎な感じですね。

 これ、二番はwhiskey barがboyに、三番はdollarsに変わります。あとは同じ。二番が「boy」なのは、劇中では酔っぱらい「女たち」が歌うからです。だから「me」じゃなくて「us」なんです。デヴィッド・ボウイは「me」で、「boy」は三番で「girl」にしてますね。まあその方が、らしくていいわけですが。

 

 ブレヒト=ワイルの代表作と言えば、『三文オペラ』がよく知られています。昔、オンシアター自由劇場が沢田研二を主役に迎えて興行したものを観に行きました。

 残念ながら舞台の映像はありませんでしたが、「マック・ザ・ナイフ」を歌うジュリーがありましたので、これで代用しておきます。念のために書いておくと、「マック・ザ・ナイフ」は『三文オペラ』の主役であります。しっかしまあ、よくはまっとる。検索してみると、自由劇場の三文オペラは一九九三年なので、上掲の動画より後ってことになりますね。案外これがきっかけで、自由劇場がマック・ザ・ナイフを沢田研二にオファーしたのかもしれません。

 

 で、ここからブレヒトの学習劇の話に……つなげようと思いましたが、なんかいろいろ重ったいんで、またいつか別の機会に。

 今回はさわりだけ、ってことでご容赦下さい。

 

 

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