ねこに未来はあるか?

ねこに未来はない

 

 上掲の本はネコもののロングセラーです。私は小六の時に読みました。いやもうすごく感動したんですが、自分で飼うのはやめとこうとも思いました。ちょっと「重い」部分があって、小学生の自分にはそれを抱えて歩くのは無理っぽい感じがしたんですね。

 タイトルの『ねこに未来はない』ってのは、文中での「ネコの脳には未来を感じる部分がない」という会話から来ています。若い頃、ちょっとその話をしたら「ネコすごい!うらやましい!」と言った人がいました。若者にとって「未来」はかけがえのない財産ですが、それと同時にかなり「重い」しろものでもありますからね。いっそ考えないで過ごせればその方がいいじゃん?この先何が起こるかわからないんだし、てわけです。まあ、別に年とったらその「重い」のが軽くなるわけじゃないですけどね。背負い方のコツがのみ込めてくるだけで。

我が家の黒ネコ「めい」
我が家の黒ネコ「めい」

 

 さて、そんな我が家に一匹の黒ネコがやってきて数年が経ちました。こいつをみているとしみじみと感じますな。「未来」って何?と。だって、なーんにも考えてないんだもん。あ、考えてた方が怖いか。

 寝て起きて飯食ってベランダで糞する以外、こやつのしていることといったら、妻の仕事の手伝いというとても迷惑なことくらいですから。

 そして妻もまたこう言います。

「うらやましい〜!あたしもネコになりたい」

 いや、あんたタヌキじゃん?という内輪の突っ込みは置いといて、ネコがやはり堂々と人生(猫生?)に君臨しているかのようにみえるのは、「未来」への「怯え」が

仙台のジュン
仙台のジュン

ないからですね。

 いつもびくびく不安そうにしてる人なんか、どんなに金持ちでもうらやましくもなんともありませんから。いや、金持ちはやっぱちょっとうらやましいかな?

 

 まあともかく、ネコを飼うことは未来への「怯え」を軽くしてくれる、という部分があるように思います。

 仙台の妻の実家のネコの君臨っぷりを見ると、ほんとにそう実感する。

 だから不安な時代こそ、ペットを大事にする人が増えるのではないでしょうか。