HAHAHAHA!!!森口尚史はなんどでも復活する!!もしくはららら科学の子Part.…まさか続くとは思わなかったので知らん

「えーと、誰だっけ?」という方は右の記事を御覧下さい。あのノーベル賞のiPS細胞で捏造論文を書きまくり、あまつさえそれが読売新聞のトップを飾ってしまって大騒ぎになった、というお人です。

 

読売新聞、編集局長ら処分 森口氏記事「6本誤報」

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG26012_W2A021C1CR0000/

 

 思い出していただけましたでしょうか? しかもその後タレント事務所に所属し、テレビに出演……しかけたんですが、視聴者からの抗議の電話が相次いで見送りになっていたのです。

 それからどうしたのかは全然気にしてなかったんですが、最初にあげた記事から、いかなる手段を使ったのか「科学者」として論文を書いて復活していることがわかったのです。

 どういう神経をしてたらこういうことができるのでしょうか。

 あ、わかった! きっとiPS細胞を心臓に移植して元気になったという患者ってのは、森口自身だったんだ! そして森口はどんな攻撃にも負けないハイパー心臓をもつスーパーウルトラ・モリグチとして生まれ変わったんだ! なんというマッド・サイエンティスト!! 

 

 ……つまんないジョークはさておき、どんだけ心臓毛深いんだよ、と普通の人は考えますが、別に科学者という人種はそうでもないみたいですね。

 

 関連した例を挙げますと、ちょっと前にマーク・ハウザーという、ハーバードの心理学部に籍を置く「霊長類学者」がいました。なんで心理学部で霊長類なのかというと、この人は「倫理の起源は霊長類までさかのぼれる。人間だけがそれを持つわけではない」と主張し、多くの論文を書いて注目されていたのです。

 

 

 ところが、2010年に論文のデータの捏造が次々に発覚しまして、ハーバードを辞めざるを得なくなったんです。

 とまあ、こんな具合なんですが、ちゃんとこれを弁護するお方がいらっしゃいまして……


Evilicious: Way We Evolved a Taste for Being Bad

http://andrewgelman.com/2013/06/16/evilicious-why-we-evolved-a-taste-for-being-bad/

 

 なんとあの言語学の泰斗、アメリカ政府の悪逆さを批難してやまないノーム・チョムスキー御大がこの人の才能を惜しんでいたりするんですね。

 はー、なんでこんなことが起こるのでありましょうか。

 

 

メディア・コントロール ―正義なき民主主義と国際社会 (集英社新書) 

 

「科学は万能じゃない」というのは、オカルト方面とか怪しげな健康法とか「がんが治った魔法の水」なんかの決まり文句ですが、そんなとこまでふっとばなくても上記のような方面で科学は万能たることができないんです。

 なぜなら、科学は、ウソと間違いの区別がつかないから。

 厳密には科学「思想」とでもするべきかもしれませんが、「科学」にしておきます。

 わかりやすく「区別がつかない」と書きましたが、正確には「等価のものとして扱ってしまう」んです。

 でも、人間の社会は、故意と過失はきっちりわけるわけであります。

 ところが科学の世界ではどっちでも同じになっちゃうので、どうしても故意すなわちウソへのハードルが低くなっちゃうんですね。

 

 ちょっと前まで正しかったものがまちがいになり、まちがっていたものが正しくなり、そういうジグザグで科学は発展してきました。そういう「メリット」を考えると、ウソを完全に排除するのは発展を鈍らせることになりかねない、というのはなんとなくわかりますけどね。

 でも科学者って、科学はまーっすぐ一直線に育ってきた、みたいに語りたがりますよねえ……。ああそうか、それもウソか。