地震兵器より怖いニコラ・テスラのもう一つの顔

 また雷が鳴っている。

 昨日に続いて連日の訪問になるが、今年の雷神様はずいぶんと勤勉な人柄のようだ。雷神は年ごとに代替わりするので、性格もその年によって変わるときく。

 雷は別段苦手ではない、というか、子供の頃から大好きなのでむしろありがたい。雷鳴轟く中、レインコートを着て見物に出かけたこともある。

ニコラ・テスラとテスラコイル
ニコラ・テスラとテスラコイル

 さて、「雷大好き」というと、ニコラ・テスラのことを思い出す。

 テスラは幼い頃、遠くに雷を見るとそちらに向かって走って行ったそうだ。のちにテスラコイルを作り上げ、百万ボルトの派手な放電実験をやってみせた科学者にふさわしいエピソードと言える。ただぶらぶら見物してたどこぞの凡人とはえらい違いだ。

 磁束密度の単位に名前を残すこの天才物理学者は、エジソンのライバルであり、数多の実現不可能な発明品を遺産として残した……と言われている。

 残されたものは、人工地震兵器、殺人光線、気象兵器、フリー・エネルギーなどなど。SF作家が涎を垂らしそうなものが勢揃いだが、実際に有名なSF作家ヒューゴー・ガーンズバックと友人だったそうだ。

 とまれ、この辺りのロマンあふれるセンス・オブ・ワンダーな部分はさておいて、テスラにはもっとやっかいな一面があった。

Nikola Tesla's Amazing Predictions for the 21th Century

http://blogs.smithsonianmag.com/paleofuture/2013/04/nikola-teslas-amazing-predictions-for-the-21st-century/

 

 

http://blogs.smithsonianmag.com/paleofuture/2012/11/nikola-tesla-the-eugenicist-eliminating-undesirables-by-2100/

 

Tesla at the Smithsonian : The Story Behind His Genius

http://blogs.smithsonianmag.com/aroundthemall/2013/06/tesla-at-the-smithsonian-the-story-behind-his-genius/

 

 ここに来て、どうやらテスラが優生思想の持ち主だった、ということが取り上げられるようになってきた。

 アメリカにずっと住んでいたのだから、ナチに共感したり生まれ故郷のクロアチアのウスタシャとつながったり、ということはあったのやらなかったのやらなのだが、とりあえず一番上の記事で死ぬ少し前にインタビューしている記者はナチの協力者だったようだ。

  以前にも取り上げたことがあるが、どうも科学者という人種は、優秀であるか否かに関わらず、社会認識が幼稚になってしまうことが多いようだ。そのくせ一般社会でやや科学からずれた認識が出現してくると、「科学的におかしい!」と騒ぎまくる。

 まあお互い様のようでもあるが、科学者自身、その多くに全く自覚がない、というのが困ったところだ。

 

 さて、雷が遠ざかり、雨もやんだようだ。

 

ニコラ・テスラの地震兵器と超能力エネルギー―人類が知らない重力(スカラー)波の存在を探る