はい、東京にオリンピックが来ることになりました。888888
毎日のようにでかい招致宣伝ポスターがずらりと並んだ道をあるいていたんですが、日が立つにつれて写真が陽に灼けて色が抜け、選手たちの輝かしいはずの笑顔がだんだんホラーっぽくなって心配していたんです。特に吉田選手が怖い。
まあそれはともかく、オリンピックが決まって、というか決る前から「経済の起爆剤に!」「これでデフレ脱却!!」みたいなことばっか騒いでますね。
どうやら「あの日」から、日本人は「たくさんのスーパーアスリートを間近で見たい」というよりも、「世界中の人たちに日本へお金を落としてもらいたい」ということのほうが優先されるようになったみたいです。
ま、別にそのことについて日本人だけをとやかく言おうとは思いません。
海外だって同じような目線で見てんですから。
もうオリンピックって、スポーツじゃなくて経済の祭典なんですな。
しかし、そんな勝手な思惑に問屋がおろおろしたりしてはくれないのです。
オリンピックをやってもギリシャは破綻しました。あれが遠因になった、とCIAは分析します。
二〇一六年はブラジルのリオ・デ・ジャネイロですね。来年にはワールドカップもあるってのに今経済はたいへんな状況で、反政府デモも起こりました。
Brazil's real economic crisis lies in its overvalued
currency
http://www.theguardian.com/business/economics-blog/2013/jul/25/brazil-real-economic-crisis-pope-francis
日本で一番最近オリンピックが開かれたのは一九九八年でしたね。冬の長野で浅利慶太の演出でもって欽ちゃんがはねまわってました。
あの当時はまだ、オリンピックを経済につなげて語る声は、それほど大っぴらではなかったように思います。
しかし振り返ってみれば、民間の賃金が下降局面に入ったのが一九九八年、年間の自殺者が三万人を初めて超えたのも一九九八年でした。
なんかヤなことばっか書いちゃいましたが、要するに「あんまりオリンピックばっかあてにしちゃだめですよ」てことです。
>オリンピック・パラリンピックは夢をくれる。
>そして力をくれる。
>経済に力をくれる。
>仕事をつくる。
なんて臆面もなく書かれていたからって、本当にそうなるかどうかはこれからの状況次第なんですから。
あとそれから、聖火ランナーをシーシェパードが狙う可能性がありますから、これからの環境がらみの会議では、譲歩せざるを得ない局面が増えてくることでしょう。
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tu-ta (日曜日, 08 9月 2013 23:56)
鯨の扮装をしたシーシェパードが聖火を襲撃するのに備えて、日本警察は捕鯨船のコスプレで防衛することに決定したそうだ
(嘘です)
ひらきや (月曜日, 09 9月 2013 13:58)
そこへメイドのコスプレをした森永卓郎が
「わたしのために争わないで〜」と……
(地獄絵図です)