昔々その昔、太陽の塔がにょきにょき生えてきた頃、確か大阪城の辺りだったと思うけど、タイムカプセルというやつを埋めた。現代の生活を記録した諸々を密封して、五千年後に開けましょうというか、というシロモノだ。あ、いや、別に放射能とは関係ない。きっといろいろと忘れられているはずのもろもろを、そのまま未来の人たちに送りましょう、という意図なのだ。
その当時、マンガ雑誌には万博特集がよく載っていて、その中に「果たして五千年後、人類はどうなっているのか?」なんてのがあった。
それによると、五千年後の人類は平均身長三メートルになると予想されていた。男女ともに。人類はどこまでも成長する、という神話がまだ生きていたのだ。おまけにその想像図では、男女とも未来予測絵によくあるぴっちりスーツを着ていて、それなのにどっちが男やら女やらわからないくらい体型に差がなく、ひょろひょろにやせて体力は現代の小学生以下、そして体毛はすべて失われてつるっぱげになっていた。もちろん女性もハゲ。それを見た私の幼く無垢な心臓には、未来への絶望がネイルガンでばしばし打ち込まれたのだった。
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さて、そこまで極端ではないけど、ワシントン大学の研究者が十万年後の人類はどんな顔になるか、というのを予測した。
それがこの画像。
……えーっと、なんか、なんといっていいか、一昔前の少女マンガ?瞳の中に歯が生えてそう。
元ネタの記事はこちら。
What Will Humans Look Like in 100,000 Years?
http://www.myvouchercodes.co.uk/the-code-word/what-will-humans-look-like-in-100000-years/
ああ、きっと少女マンガは人類の未来の姿を予見してたんだね。
てか、こんな眼球がでかくなったら前頭葉を圧迫するんじゃないかとか、でかい目を包むためにまぶたも長くなるから、目の上に幾重に折り畳まれてしわしわになるんじゃないかとか、花粉症がひどくなるんじゃないかとか、チワワと区別しづらくなるんじゃないかとか、いろいろ心配はあるけれど、まあ十万年後のことだし。
それにしてもマンガのキャラクターをそのままリアルにすると、こんなに気持ち悪くなるのか、とあらためて実感したのだった。
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